2005年06月23日

エンジンオイルのAPI分類とSAE粘度分類について

昨日、オイルの粘度表示について聞かれたので、ここでまとめておきます。

エンジンオイルを選ぶ基準として挙げられるのは、品質粘度です。



品質の表示はAPI分類が広く使われています。
API分類は、省燃費性・耐熱性・耐摩耗性などエンジンオイルに必要な性能を設定したもので、ガソリンエンジンオイルにはSAからSLまでの10段階あります。
SA:運転条件がゆるやかなエンジンに使用可で、添加物を含んでいないオイル(ベースオイル)
SB:最低レベルの添加物を配合したオイルで、かじり防止・酸化安定性の機能が改善されている。
SC:1964〜67年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち、デポジット防止性・磨耗防止性・サビ止め性腐食防止性が備わっている。
SD:1668〜71年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち、SCより高い品質レベルを備えている。
SE:1972〜79年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち、SDより高い品質レベルを備えている。
SF:1980年製以降の車に適応。酸化、高温デポジット(堆積物)、低温デポジット、サビ、腐食に対する優れた防止性能を発揮。
SG:1989年製以降の車に適応。SFの性能に加え、動弁系の耐摩耗性と酸化安定性が要求され、エンジン本体の長寿命化を果たす性能がある。
SH:1993年製以降の車に対応。SGの性能に加え、スラッジ防止性、高温洗浄性に優れる。
SJ:1996年製以降の車に適応。SHの性能を向上。さらに蒸発性、せん断安定性に優れる。
SL:2001年度制定。SJに比べ、省燃費性の向上(CO2の削減)・排出ガスの浄化(CO、HC、NOxの排出削減)・オイル劣化防止性能の向上(廃油の削減・自然保護)があげられる。
SM:2004年制定。SLに比べ、浄化性能・耐久性能・耐熱性・耐磨耗性に優れている。



次に粘度です。粘度はSAE粘度分類で表します。
「5W-30」や「10W-40」などと表示されるもの(マルチグレード)がほとんどで、W(Winter=冬)が付いている左側の数字が低温時の粘度、右側が高温時の粘度を表します。
数字が小さいほど水のようにサラサラしていて、数字が大きくなるにつれて粘りけを増してきます。
Wの前にある数字が小さいほど低温下でも軟らかい(寒さに強い)オイルであり、右側の数字が大きいと熱さに強いオイルといえます。

基本的には、その車の純正オイルの粘度と表記が同じものを選べば間違いないかと…。
あとは、状況や用途に合わせて微調整しても良いと思います。
たとえば、夏は気温が高くなるから冬より少し粘度を上げてみようかな、とか…



以上、API分類とSAE粘度分類の覚書でした。


posted by さと at 15:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ | Edit


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